那須千本松牧場の歴史や名前の由来、鳥獣保護区指定を受ける自然環境、そしてこだわりの乳製品作りまで那須千本松牧場のオモシロ情報が満載
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千本松牧場のひ・み・つ
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千本松牧場のひ・み・つ

牛

●その1  千本松の歴史
●その2  那須千本松牧場のはじまり
●その3  千本松という名前の由来
●その4  牧草も土も自分たちでつくる
●その5  低温長時間殺菌牛乳って?
●その6  大人2人が入っちゃう胃袋!
●その7  なんと東京ドーム178個分の広さ!
●その8  牧場全体が「鳥獣保護区」
●その9  映画やドラマ撮影のメッカ
●その10  温泉が湧いている牧場!

 


その1

千本松の歴史

那須疎水

 この地域は、古くは「那須野」、江戸時代には「那須野原」、明治初期より「那須野が原」と呼ばれていました。那珂川・蛇尾川・箒川などが那須連山から運んだ土砂が堆積した扇状地で、水に乏しく原っぱや雑木林ばかりだったようです。人も住まないことから「九尾の狐」の伝説も生まれたといいます。
 鎌倉時代初期の建久4(1193)年には、ときの将軍 源頼朝が1万人を使い巻狩を行ったと「吾妻鏡」に記されています。

 明治13年、伊藤博文や松方正義の薦めにより開拓が始められました。開拓に不可欠な水を確保するため、印南丈作や矢板武らの努力により、那珂川上流より水をひくことに成功しました。「那須疏水」の開通です。
 那須疏水は、福島県の「安積疏水」と京都「琵琶湖疏水」と並び、日本三大疏水と称されて、今も那須千本松牧場の南端を東西に流れています。

その2

那須千本松牧場のはじまり

 総理大臣を2度務めた松方正義公が、明治26年にこの地を那須開墾社より譲り受け、大農具を導入して欧米式の農場を開きました。これが、那須千本松牧場のはじまりです。

 大正時代には綿羊、競走馬などを飼育していました。その後、昭和3年に蓬莱殖産株式会社(現:ホウライ株式会社)が設立され、農場経営を引き継ぎました。第二次大戦後に酪農を開始し、今日では牧草づくりから乳製品の生産までの「一貫生産」を行っています。

その3

千本松という名前の由来

那須千本松牧場のアカマツ

 この地には、天然のアカマツが密生繁茂していたので、松方正義公は「千本松」と命名し、それがそのまま地名となりました。現在でもたくさんのアカマツが群生しており「栃木の景勝100選」にも選ばれています。

 ちなみに、運営するホウライ株式会社の名前は、中国の伝説で東にある仙人の住む理想郷と伝えられる「蓬莱」を意味しています。当時、ホウライ株式会社の本社が東京新橋の蓬莱橋のたもとにあったことが名前の由来です。

その4

牧草も土も自分たちでつくる

那須千本松牧場の放牧場

 那須千本松牧場では、牧草づくりはもちろん、牧草を育てる大地の土づくりから手がけています。
 200haの牧草地に、自家製の堆肥をまいて育てた栄養豊富な牧草を年に2〜3回刈り取ります。その牧草を主食にして、澄んだ空気のなかで健康に育った牛さんたち。もちろん遺伝子組み換え飼料なんて使いません!
 だから、那須千本松牧場の乳製品は、自然の味をそのままに皆様へご提供できるのです。土・牧草づくりから乳製品の製造まで、すべて自分たちの手で<一貫生産>を行う。おいしさの理由は、こんなこだわりにあるのです。

その5

低温長時間殺菌牛乳って?

 那須千本松牧場の厩舎には、約550頭の牛さんがいて、1日で8トンもの生乳を生産しています。
 その大切な生乳を、日本では数少ない低温長時間殺菌という方法で殺菌しています。65度で約30分かけてゆっくりと連続殺菌します(この機械は日本には数台しかないんですよ)。
 超高温短時間で殺菌した牛乳に比べ、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が損なわれないほか、風味がばらつかず、生乳に近い淡い香りと甘味、コクが楽しめます。

その6

大人2人が入っちゃう胃袋!

健康な牛さん

 牛さんの食事は1日2〜3回。主食は発酵させた牧草です。生だと消化が悪いので発酵させます。おかずとしてコーン等を混ぜた穀物類や、塩をなめたりもします。
 牛さんの体重は約700kg。4つある胃袋のうち、第一胃袋の大きさは約200リットル、なんと成人男性が2人も収まる大きさです! 2歳でお母さんになり、生涯で平均3頭の赤ちゃんを産みます。牛さんってすごいですね〜。

その7

なんと東京ドーム178個分の広さ!

 那須千本松牧場の全面積は831ha。これは東京ドーム178個分にもなります。おおよその内訳は、森林1/3、牧草地1/3、その他1/3です。東京から車でわずか1.5時間のところに、こんなに広大な自然があったんですよ! 皆さんも、ぜひ一度遊びに来てくださいね。

その8

牧場全体が「鳥獣保護区」

 那須千本松牧場は「鳥獣保護区」に指定されています。本物の自然をそのままに残し、今も60種類以上の野鳥やリス・ムササビなど、たくさんの生き物が暮らしています。早朝のバードウォッチングでは、鳥たちが流れるように飛び交う様も見られますよ。

その9

映画やドラマ撮影のメッカ

 那須千本松牧場は、映画やドラマ・CMなどのロケ地としても有名です。東京からわずか1.5時間というロケーションに、昔ながらの本物の大自然が守られているということで、時代劇やCMなどの撮影によく使われています。どの作品かは内緒にしておきますが、もしかして今あなたが見ているドラマの風景がそうかも...。

その10

温泉が湧いている牧場!

千本松温泉

 那須千本松牧場には、なんと温泉が湧いています。その名も「千本松温泉」。もともとは牧場スタッフ用のお風呂だったんですが、とても良い泉質なので「たくさんの方々にご利用いただこう」ということになりまして、平成15年5月に改装してオープンしました。50mくらい離れたところ(牧場内)に源泉があって、そこからひいてきています。本物の温泉だから、よーく匂いをかいでみると、源泉に含まれる成分特有の香りがかすかにします。泉質は太鼓判つき! たっぷり遊んだ後に、温泉にまで入浴できる牧場なんて、なかなかありませんね!